中央区の子育て支援と23区の独自支援まとめ【2025年版】

お金

2024年夏、中央区で出産した私が実感した「中央区の子育て支援」のリアルなメリットと、23区の中でも独自の支援が充実している世田谷区・江戸川区・港区との違いを徹底比較!
これから都内で子育てを考えている方や引っ越しを検討している方の参考になれば嬉しいです。

国・東京都の子育て支援

東京都で出産・子育てをする際に利用できる、国および東京都の代表的な子育て支援制度をまとめました。

国の主な子育て支援

支援名対象時期・年齢支援内容・金額備考・注意点
妊婦のための支援給付金妊娠時
出産後
5万円
5万円
出産育児一時金出産時50万円
児童手当0歳~18歳年度末0~3歳未満:月額15,000円(第3子以降30,000円)
3歳~高校生年代:月額10,000円(第3子以降30,000円)
2024年10月から所得制限撤廃・18歳年度末まで拡大。偶数月に2ヶ月分まとめて支給。

東京都独自の子育て支援

東京都独自の支援も非常に手厚く、私自身「都民でよかった…」と実感する場面がたくさんありました。東京都の主な子育て支援は以下の通りです。

支援名対象時期・年齢支援内容・金額備考・注意点
育児パッケージ妊娠時子ども商品券1万円分妊婦面接を受けた方が対象。
赤ちゃんファーストギフト出産後10万円分ギフト令和7年4月1日以降出生が条件。専用WEBサイト利用型も選択可。
バースデーサポート1歳〜2歳前後第1子6万円分
第2子7万円分
第3子以降8万円分
区市町村で条件・金額が異なる。
018サポート0歳~18歳月額5,000円所得制限なし。

2024年夏に出産した際は、国の「妊婦のための支援給付金(当時は『出産・子育て応援給付金』)」に、東京都の「赤ちゃんファースト」5万円分が上乗せされました。
「出産応援ギフト(5万円分)」と「子育て応援ギフト(10万円分)」は、専用サイト赤ちゃんファーストで好きな育児グッズや家電、サービスに交換でき、私自身も離乳食作り用のブレンダーやベビーチェア、金券などを選び、とても助かりました。

中央区の子育て支援

中央区では妊娠中から出産、産後の生活まで切れ目なくサポートする独自の支援制度が充実しています。ここでは、私が特にありがたさを感じた出産に関連する2つの支援についてご紹介します。

妊産婦交通支援(江戸バス無料乗車券・タクシー券)

妊娠が確認され、母子手帳を受け取った後に申請できるのが「妊産婦交通支援」です。中央区在住の妊婦さんや2歳未満の乳幼児を養育する保護者に対し、区内を走るコミュニティバス「江戸バス」の無料乗車券が交付されます。

江戸バスは北循環・南循環の2ルートがあり、主要な駅や公共施設、病院などを網羅しているため、通院や健診、ちょっとした外出にとても便利です。
無料乗車券の有効期間は、出産予定日(またはお子さんの出生日)から2年後の月末までと長く、産後も活用できます。

さらに、妊婦さんにはタクシー利用券(1万円分、令和7年4月からは1万2千円分に増額)が贈呈され、体調が不安定な時や荷物が多い時など、移動の負担を大きく軽減してくれます。

新生児誕生祝品(区内共通買物・食事券)

赤ちゃんが生まれたご家庭には、「新生児誕生祝品」として区内共通買物・食事券が贈呈されます。
2025年現在は物価高騰対策の追加支援もあり、通常の3万円分に2万円分が加算され、合計5万円分が支給されています。
この商品券は、中央区内のスーパーや飲食店など幅広い店舗で利用でき、日々の生活費や育児用品の購入に役立ちます。

申請は、出生日に保護者および新生児が中央区内に住民登録されていることが条件で、「子が1歳になる前日まで」に区役所などで手続きが必要です。産後バタバタしていて忘れてしまった…とならないよう注意したいですね。

中央区ではこのほかにも、産後ケア事業(助産師による母子ケアや育児指導、宿泊・日帰り型のサポート)や育児支援ヘルパー(家事や育児のサポートを必要とする家庭へのヘルパー派遣)・ベビーシッター利用支援(一時預かり利用時の補助)など産後・育児期を支える多様な支援が充実していて、子育てをするには最高な場所だったなと思っています。

23区中の独自色の強い子育て支援策

独自の助成や柔軟な保育支援で特色がある世田谷区や江戸川区、出産費用助成や交通支援など金銭面の支援が強い港区の子育て支援策を一覧表でご紹介します。

世田谷区江戸川区港区
出産費助成
└5万円
子育て利用券
└1万円分
乳児養育手当
└月1.3万円×最大12回
育休支援制度(諸条件あり)
└最長3歳年度末まで
出産費用助成
└最大31万円※
タクシー利用券
└未就学児2人以上世帯
└年2.4万円
コミュニティバス無料
ファミリーサポートセンター保育ママ制度保育コンシェルジュ
おやこ寄り添いサポート

そのほか、千代田区では「誕生準備手当(妊娠20週以降4.5万円 ※令和7年9月30日で終了」「次世代育成手当(高校生世代に月5,000円)」「出産費用助成(準備中・最大31万円/人)」、新宿区では「多世代近居同居助成」など、経済的なサポートに加え、家族のライフステージや住まいの変化に合わせた柔軟な支援策が用意されている区もあります。

支援内容や申請方法は年度や自治体によって変更される場合があるため、必ず最新情報を公式サイト等でご確認ください🤲

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